日産リバイバルは「来店型」の店づくりから、サービス工場も新装、"攻め"を本格スタート
埼玉日産自動車 大宮桜木店

販売網の再編を受け、いち早く「BlueStage」として整備
サービス工場を強化して来店型営業に対応した店づくりを推進

 1999(平成11)年4月、日産自動車は、販売店の大改革として、国内の4系列のチャネルを「Blue Stage」「Red Stage」の2系列に統合した(実はこの分類の基準が、未だに筆者は理解できていない。単に「ブルーバードとローレル」と「スカイラインとサニー」でくくり直しただけなのかもしれないが・・・中には「Blue&Red Stage」なんてさらにわからないお店もある)。その半年後の同年10月、カルロス・ゴーン社長(当時COO)が「日産リバイバルプラン」を発表。その政策の中には、全国で300カ所の販売店を閉鎖し、販売網のスリム化を図ることを打ち出すことも盛り込まれていた。そして実際に販売会社18社、約350店舗の削減(2002年3月現在)が進む中、2000年11月に埼玉日産自動車(株)(2002年4月、合併により「埼玉日産モーター」から社名変更)「大宮桜木店」が移転リニューアルオープンした。
 オープンを伝える当時の新聞(日経新聞2000年12月5日)報道によると"来店型の店づくりの実験"という位置づけだという。そのオープンから1年が経過した現在(取材時)、その実験の結果はどうなのか、また標榜する来店型の形態は完成の域に達しているのか、同店の状況を早津久能店長に話を伺い、レポートする。

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