富士重工業の「SUBARU」新VIを具体化した第一号店
東京スバル 町田営業所

"スバルブルー"が目印、シンプルで快適な店舗空間を実現
リニューアル効果によって、新規客が60%アップ

 富士重工業(株)は、スバル販売店における営業活動を「スバル・スタンダード」と呼ぶ仕組みへの脱却、定着を推進している。合わせて、来店型の営業活動を行う舞台となる店舗空間においても、新しくVI(ビジュアル・アイデンティティ)を構築、そのデザインポリシーに従って、既存店をリニューアルしていく方針である。
 その第一号として選ばれたのが、東京スバル(株)の町田営業所である(同社は富士重工業の100%出資による子会社である)。同店が選ばれたのは、店舗に隣接するマンション用地が競売され、それを同社が運良く落札できたことにある。来店型の営業には、サービス入庫促進が必須で、対応してサービス工場の拡充を計画していた。落札によって用地を確保、その新装が実現できる見込みとなった。ならば、これを機に「スバル・スタンダード」を反映したお店づくりを進めようと、老朽化が目立っていた営業所全体を、一体的にリニューアルしたのである。
 その後の状況だが、イベント来場客、なかでも新規客が増加し、来店の約60%を占めた。既存客からも「きれいになって行きやすい」と多数の賛辞が寄せられている。また、前面道路に面したガラス面から一切のPOP類を排して、常にショールームの展示車が見えるようにした訴求により、通りすがりの人が「家は遠いがせっかくならきれいな販売店で買いたい」と購入に結びつくなど、さっそく"リニューアル効果"が表れている。また、サービスでも、動線がはっきりと整理されたことで、作業効率が確実にアップしたという。

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