空間通信Mook 第3弾
自動車販売店 売れる「空間」と「仕組み」の最新
 VOL.2

発行のお知らせ 

「複合」と「女性」に着目、最新の空間事例をレポート●

 2003年(平成15年)夏、『自動車販売店・売れる空間と仕組みの最新』(2002年秋発売)第1号に続き、国産車・輸入車問わず、注目の店舗、リニューアルされた店舗等の多数の事例を収録した、第2号を発売します。
 今回は、新車販売店はもちろんのこと、カー用品販売店、中古車販売店までをフォローしています。
 編集のキーワードは、第1号に続き「複合」に着目してみました。異なるブランド複合店舗のみならず、(1)自動車販売と異業種との複合、(2)新車と中古車の販売空間の複合、(3)カー用品販売と自動車販売の複合等について、その最新を紹介します。
 キーワードのもうひとつが「女性」です。これは(1)自動車販売店における人的資源としての女性パワーの活用、(2)女性を販売ターゲットとして意識したコミュニケーションに大別され、新車販売のみならず、中古車販売業界の事例を加えています。
 そして、「ブランド訴求」では、第1号では収録できなかった輸入車ブランドの空間構築事例を取り上げています。
 この機会に、第1号と合わせましての、ご購読をお奨めします。


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 装丁
○タイトル
   自動車販売店 売れる「空間」と「仕組み」の最新 VOL.2

○発行 
  2003年6月5日

○装丁
  A4版 約130頁
  本文で取り上げた店舗空間の画像を収録したCD−ROM同梱

○定価  18,900円(税込・本体価格18,000円)

○VTR版 8,400円(税込・本体価格8,000円) 
       本誌に収録されている店舗の映像を収め収めたVHSテープです。

○書籍・VTRセット版 26,250円(税込・本体価格25,000円)

○お申し込み方法
   メール、またはFAX(pdfにてお申込用紙をご用意しております。印刷してご利用下さい 
    Fax番号 03-6228-3756)

   にてお申し込み下さい。   FAXお申し込み用紙はこちら
   ※メールの場合は、
     1.氏名 2.会社名 3.ご送付先 4.電話番号・FAX番号
    5.ご希望の商品(タイトル、書籍版、VTR版、書籍+VTRセット版) 6.ご購入部数 
    7.ご希望の決済方法※銀行振込ご希望の場合、ご入金予定日をお知らせください。

 

○ご入金方法
   1.銀行振込(ご入金確認後、発送 ※送料サービス致します)
   2.代引き(送料・代引手数料が別途必要です/送料:書籍小包 380円・代引手数料 250円)
   3.当社窓口(現金払いのみとなります)
   の3種類となります。

尚、請求書払いにつきましては、購入金額が5万円以上になる場合のみ対応させていただきます。ご了承下さい。

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 収録内容

=第1部:「複合」=
 Part1では、市場の停滞に伴う自動車販売店の整理・淘汰の進行によって、同じメーカーの別チャネルがひとつに集まって空間を共有する「集合」、資本は共通するもブランドが異なる店舗が一体化する「複合」等の動向について、ケーススタディを行いました。今号では、「集合」「複合」先を新車ブランドではなく、異業種や中古車、そしてカー用品販売機能の強化に求めた施策事例等を中心に、その現状を検証・報告します。

●東京トヨペット(株) 成城店
 2002年(平成14年)9月、東京・世田谷の同社砧店は、成城警察署隣(環八通り沿い)に移転して、『成城店』として新装オープンしました。同店の最大の特徴は、新車と中古車のショールームが同一空間に設置された構造にあります。つまり1階が新車販売の「東京トヨペット成城店」、2階が中古車販売の「U・Park成城店」の位置づけで、新車と中古車を見比べてから購入を決めたいニーズに対応したのです。国産車では初となるこの「複合」について、店舗環境に加えて、実際のニーズと空間及び店舗活動をどのように複合させているのか、その工夫を紹介します。

●東京カローラ(株) 江戸川店TSUTAYA
 来店型・吸引型の営業活動を定着させるには、お客様の定期的な来店誘致のためのコミュニケーションはもちろん、いつもにぎわいがある"敷居の低い"雰囲気が必要です。そこで東京カローラは、同店江戸川店のリニューアルにおいて、書籍や映画/音楽ソフト販売・レンタル大手チェーン店の「TSUTAYA」とショールーム、サービス工場を複合した店舗環境を創造しました。自動車と異なり、書籍やソフト類は、購入=来店頻度が高く、また両店の移動をフリーにすることで、ついでに展示車を見る等の滞在が増えています。さらにTSUTAYAはテナント誘致でなく、自社の事業として、ポイントカードの共有等自動車販売との実利的な連携を実現しています。こうした相乗効果によって、同社販売網のベスト3にランクされる月販平均75台の実績を残しています。同社の異業種複合戦略と江戸川店の現状をレポートします。

●トヨタカローラ名古屋(株)日進竹の山店「WelCOM」
 トヨタ自動車鰍ヘ、トヨタカローラ名古屋鰍ニ連携して、アフターマーケットにおけるお客様の幅広いニーズに応えるため、あらゆる商品をリーズナブルな価格かつ広範囲に品揃えした「WelCOM(ウェルコム)」を2002年(平成14年)8月に愛知県日進市の「日進竹の山店」にオープンさせています。「WelCOM」は、故障修理、車検・法定点検に加えて、エンジンオイル交換等のメンテナンス関連メニュー、ボデーケア商品、オーディオ等の用品やカスタマイズ用品等が豊富に品揃えされています。また、東京・札幌地区で展開中の簡易型のキズ・ヘコミとり「KIZUNAX(キズナックス)」も導入されました。同店は販売店としても極めて大きな規模となっており、ショールームは取扱車種のほとんどが展示できるほどの空間です。新しい「WelCOM」への取り組みと販売店としての複合活動マネジメント、そしてお客様の反応等を紹介します。

●ホンダクリオ栃木(株) 宇都宮西店
 2002年(平成14年)夏にオープンした同店は、中古車販売の「オートテラス」を複合させた、栃木県のホンダチャネルでは最大規模の店舗となっています。来店吸引を意識して、屋内のショールームは"ヒューマンコミュニケーションスペース"として、商談や待合いコーナー等の滞在機能に特化。展示車はピロティの下に旬のモデルを中心に配置、前面道路からのアイキャッチを獲得させています。また、中古車展示のオートテラスからこのピロティまで、前面道路と並行する立地に可能な限り展示車を配置することで、ボリューム感を高めています。テリトリーのなかにメーカーの工場が立地する地域性に配慮した、新しい店舗環境での日常活動について、レポートします。

●香川三菱自動車販売(株)・バリアフリーラウンジ坂出
 2002年6月、同社は老朽化が進んでいた坂出店を、福祉車両の展示場として「バリアフリーラウンジ坂出」にリニューアルしました。同店の特徴は、三菱自動車の福祉車両を展示・販売するだけでなく、介護用品を含めたレンタルまで対応しています。同年12月には、同店を含む同社7拠点が香川県から介護保健法に基づく「指定居宅サービス事業者」の指定を受けて、住宅改装事業への参加も可能となっています。高齢化が進む日本社会において、地域密着を掲げる自動車販売店が介護分野に取り組むことは、次代の販売店づくりに大きな影響を与えそうです。ビジネスチャンスはわかっていても、具体展開は容易ではないとされる介護ビジネス、その可能性を同店の取り組みを通じて検証してみます。

●(株)スーパーオートバックスセブン スーパーオートバックス東雲店
 1997年(平成9年)6月に"ワクワクドキドキのカーライフエンターテイメントストア"として、東京の湾岸にオープンした同店は、同社オリジナルスポーツカーの展示販売及びお客様の「食べるところが少ない」「通路が狭い」等の要望に対応して、2002年(平成14年)10月に大規模なリニューアルを行いました。新しく併設されたショウルーム「C@RS SHOW」では、同社オリジナルのライトウェイトスポーツカー「Garaiya」をはじめ、「トミーカイラ」「モノクラフト」等のコンプリートカーの展示販売がスタートしました。そして、リニューアルによって設けられたオープンデッキ「East Cloud Park」 にはファーストフード店、DJスタジオ「East Cloud Studio」等が設置され、エンターテイメント空間としての演出が図られた他、既存の売場についてもカテゴリーの明確化、バリアフリー化等お客様の声を反映した売場づくりとなっています。豊富なカー用品とメンテナンスメニューを武器に、新車販売に乗り出した同店の戦略を紹介します。

=第2部:「女性」=
 メーカー各社とも、これまで多数の女性向け、女性仕様車を登場させましたが、販売的にはそれほど話題になるような成果は残していません。むしろ、商品づくりや販売等の面で、男性にはないポテンシャルを発揮して、成果を具体化させています。この特集では、こうした「女性」を意識した店舗活動、あるいは売りの仕組みづくり事例についてまとめてみました。

●(株)ヤナセ京都支店
 2002年度(平成14年度)、(株)ヤナセは、全国の支店および関係会社の女性ショールームスタッフ112名を対象に、従来の受付業務だけではなく、マネージャーと共に設定した販売目標および参加店舗を規模と実績に応じて分類した7グループでの目標達成を競う販促コンクールを実施しました。これまで、ショールームスタッフは受付業務に集中しており、伝統的に接客応対のプロセスに限りそのレベルを上司が評価する仕組みが機能していましたが、今回は販売実績までが評価対象となったのです。そこで、このインナーコンクールで最優秀賞を獲得した同社京都支店・衣笠ショールームセールスに、その創意工夫を中心に、毎日の活動を振り返ってもらいました。

●TAX本部・ウイウイ
 中古車販売店FCの大手・タックス本部は、ターゲットに女性及び高齢者を意識した軽自動車専門店「ウイウイ」の出店をスタートさせています。2004年(平成16年)までには全国200店体制を整える計画で、2003年1月現在、関東地区を中心に12店舗がオープンしています。なかでも、東京・羽村市に中堅の中古車販売会社(株)イーグルがオープンさせたウイウイ羽村店は、軽自動車中心の品ぞろえはもちろん、社内の女性スタッフの声を反映したチラシのデザイン、ゆとりのある展示・駐車スペース、そして女性の滞在を意識したオフィス等、これまでの中古車販売店と一線を画するお店となっています。"わたしにあったちいさなクルマ"をアピールする同店の取り組みを紹介します。

=第3部:「ブランド訴求」 最新の輸入車販売店空間=
 前号では収録できなかった輸入車ブランドについて、代表的な店舗をご紹介します。いずれも、ブランドコミュニケーションを重視する本国メーカー/インポーターによるCIや活動マニュアルをベースに店舗運営が図られています。きっちりとルールを守る店舗、日本市場ならでは工夫を図る店舗など、その活動は様々です。

●BMW東京(株)高輪店
 BMWは、1981年(昭和56年)に日本支社に相当する「BMWジャパン」が創立されて以来、一貫してドイツ本社が規定するCIの店舗への導入展開を進めています。BMW東京はBMWジャパンが100%出資する直営販売会社で、ここで紹介する高輪店は、BMWジャパン創立以前のインポーターだった「バルコム・トレーディング・カンパニー」の時代にオープンした店舗で、"BMWの日本発祥の地"といわれるほどの歴史があります。2000年(平成12年)にリニューアルされて、7シリーズ専門のショールームが配置されています。現在もCIは店舗活動全体にわたって具体化されており、その徹底展開の意義についてレポートします。

●BMW東京(株) BMWスクエア
 東京・青山にある同店は1994年(平成6年)、BMWジャパンのコーポレートショールームとして、車以外のBMWワールドを訴求するための空間としてスタートしました。しかし、場所の利便性や比較的規模の大きな展示規模をカバーしていたことから、販売を望むユーザーの声が多数寄せられ、販売店としてリニューアルされた後、2002年(平成14年)3月からは、MINIを取り扱う唯一の都心販売店なっています。その最新の状況を紹介します。

●東邦オート(株) ボルボ・カーズ船橋
 同店が立地する千葉県船橋市の「市場通り」は、国産・輸入車問わず多数の販売店が集積するディーラー街です。そのなかで、最寄駅に近い立地という利点を活かして、お客様が出勤前に入庫して、帰宅前の夜に引き渡しが可能となるように、営業時間を平日7:00〜22:00、土日祝は9:00〜20:00と設定しています。これは、同店に限らず、東邦オート全店の営業体制となっています。またショールームのデザインも、ウッドを基調に、キッズコーナーを独立させる等の様々なアレンジが施されています。いま、輸入車各社のお店づくり担当者にとって最も気になる店舗と評される、同店の現状を詳細にレポートします。

●日本フォード・三鷹店
 フォードは現在、全国の店舗リニューアルを、この三鷹店と同じ形で進めており、120店中60店が完了しています。2003年(平成15年)には10店舗が加えられて、一段落する計画となっています。同店では、ショールーム内の展示車をできるだけ前面道路側に配置し、外からよく見えるようにする他、お客様の約6割が最初に見た色を購入する傾向があることを踏まえ、できるだけ国産車にはない色を選ぶようにする等の工夫を図っています。今後のフォード店の"基本"となる同店の空間環境そして店舗活動についてお伝えします。
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