■シトラスパーク瀬戸田

本四連絡の「しまなみ海道」開通を背景に県・町主導で整備
地域を代表する農産物・柑橘(シトラス)がテーマのファームパーク。
行政の補助に頼らず、園内消費収入によって運営、しかし
オープンと開通効果が消失し入込が減少、厳しい経営環境に


 美しい瀬戸内の海が一望できる、生口島の高台に広がる「シトラスパーク瀬戸田」。
 昭和62年(1987)、西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)開通に向けて、地域が連帯する「園芸ベルト地帯構想」の事業化を進める広島県によって事業が提言された。そして、平成2年(1990)には「シトラスパーク基本計画」が広島県・瀬戸田町により策定され、足かけ8年、54億円をかけて平成10年(1998)3月にオープンとなった。

 オープンの年に27万人を数えた来場者は、しまなみ海道の開通効果で、翌11年(1999)は50万人を超える好結果となった。しかし、道路開通効果もここまで。平成13年(2001)は10万5,000人と“激減”の状況にある。

 ここの運営は、地元・瀬戸田町に本社を置く「内海造船株式会社」が主体の第三セクターだが、行政からの補助はなく、実態は民間に近い。それでも、某テレビ局の全国番組で、エンタメ系のテーマパークのように、さらに税金の無駄遣い事例として槍玉に上げられてしまった。
 危機打開のため、小規模ながらも常時イベント開催するほか、リピートが多く好評の「シトラスの香り」体験工房のプログラムの充実、ホスピタリティのある応対接客など、ソフト面の充実を進めている。

 「レジャーパークの最新動向」では:苦境を脱却しようと努力を続けている現況について、背景確認と事実確認を含めレポートする。

※誌面の一部を紹介します



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