■下関市立しものせき水族館 海響館

面整備が進む下関湾岸地域で、観光魚市場と一体整備
オープン後142万人を動員し、関門・下関観光の活性化コアに
“水族館で見た、自分の町のあの魚が気になる”意識の定着に、
地元関門海峡と下関市の自然動態を忠実に再現して展示

 関門海峡を臨む山口県下関市のウォーターフロント開発(「あるかぽーと」)、その施設整備のパイオニアとなったのが「下関市立しものせき水族館 海響館」(以下、「海響館」)である。老朽化した旧水族館に代わるものとして計画され、総事業費123億円、延床面積を4倍に拡張して新設された。
 平成13年(2001)4月1日にオープンしてから、初年度の入場者数80万人の目標に対し142万人もの集客を実現した。

 展示内容は、地元性と現実性にこだわり、関門環境に生きる生態や下関の自然を体感できるように配慮されている。そのため、従来の“汽車窓”(同じサイズの水槽を規則的に並べ配置)的な水族館ではなく、自然のありのままの姿を見せる工夫が随所に施された。また、下関といえばフグ。もちろん、その飼育は多岐に渡っており、これほどフグに詳しい場所は他には見当たらないほどである。

 また見学したばかりの来場者に、いま見てきた飼育水族についての川柳や絵を描いてもらい、感動の印象を正確な知識へと転換させるなど、「見て終わらない」仕掛けを用意している。そして、旧水族館の時代から、水産業で栄えた下関らしく、海の恩恵がもたらした食文化を積極的に肯定し、水族館機能と隣接する観光魚市場によって食機能を両立させているも大きな特徴である。こうしたアプローチで、コンセプトの「海のいのち、海といのち」の理解を図っている。

 「レジャーパークの最新動向」では:コンセプトの「海のいのち、海といのち」の理解を図るアプローチを中心に現況をまとめている。

※誌面の一部を紹介します



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