■山口県国際総合センター「海峡メッセ下関」

国際交流拠点都市を目指してコンベンションを整備
併設された「海峡ゆめタワー」は下関を代表する観光施設
国際会議に固執せず、地元・九州のイベントニーズを取り込む


 2002年、第54回国際捕鯨委員会(IWC)年次会議が開催された山口県国際総合センター「海峡メッセ下関」は、1996年に山口県が事業主体となってオープンさせたコンベンションセンターである。「海峡ゆめタワー」、「アリーナ」、「国際貿易ビル」で構成されている。
 デザインは関門海峡の環境を意識して、タワーが灯台を、国際貿易ビルが船、アリーナが島をそれぞれイメージさせている。これにより、“島(イベント会場)を目指して船に乗って灯台を目安に多くの人がやってくる”という意味を持たせている。

 施設の機能としては、国際会議場、展示見本市会場、イベントホール、会議室等のコンベンション施設のほか、パスポートセンター、オフィス、国際交流展示室なども併せ持った複合施設である。
 コンベンションの誘致は、九州・山口圏をターゲットとしている。しかし、需要数が限られており、競合も増えていることから、展示会やイベントなど、地元の企業・団体をターゲットにした誘致に注力する方針である。

 「レジャーパークの最新動向」では:観光対応として、対岸の門司港にある「門司港レトロ展望室」と「海峡夢タワー」の共通チケット導入や、市内の周辺に整備が進んだ「カモンワーフ」(観光魚市場)、「新唐戸市場」(魚市場)、「海響館(下関市立しものせき水族館)」そして「海峡ゆめタワー」の4カ所共同で宣伝活動を行っていくうえでのポテンシャルを検証している。

※誌面の一部を紹介します



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