(2)警察博物館

【施設概要】
●所在地 東京都中央区京橋3-5-1 電話03-3581-4321
●開館時間 午前10時〜午後6時
●休館日 毎週月曜日
●ホームページ http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/chosya/hakubutu/hakubutu.htm

 「火事と喧嘩は江戸の花」、火事の消防に対してここは喧嘩とくればお巡りさん、つまり警察である。紹介する警察博物館は、東京都の治安にあたる警視庁が運営する、警察関連の資料館である。
 建物は、銀座の隣、京橋の首都高速道路に隣接する5階建てのビルで、1階は「ふれあいホール」、2階は西南の役までの資料展示、3階は制服や武器等の展示、4階は音楽隊やゲーム、5階はイベントホールである。これらをすべて見て回るには約1時間を見ておけばよい。なお、施設内にはレスト機能はないが、外に出るとたくさんの飲食店が立地しており、その面では不便を感じさせない好立地である。
 ただ、ここは警察機能の一部であることは歴然で、他の博物館や集客施設的なインターフェイスは期待しない方がよい。あくまでも、警視庁における「施設見学」なのである。

 1階のエントランスで目を引くのが白バイの展示で、これだけ見ればこの博物館がどういう性格か一目瞭然である。ここには白バイをはじめ、赤バイ、黒バイ、警視庁1号のヘリコプター等の歴史的乗り物類がメインの展示となっている。このほか、エントランス機能として、5面マルチメディアによる110番から犯人逮捕までを紹介したビデオプログラム、写真ニュース等の情報発信メディアを集めている。
図1 警察博物館の外観
警察博物館の外観

 ピーポくんのことは http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/qanda/pipo/pipo.htm
 このピーポくん、なかなかの人気者のようで、警察博物館では、ぬいぐるみ、キーホルダー、Tシャツ、テレホンカード等が販売されている。1階のショーケースに見本があり、3階の専用?のカウンターで申し込む仕組み。希望を言うと、係員が商品を出してくれる。

図2 アイキャッチとなる白バイ。
横の人形はマスコットの「ピーポくん」。

白バイとピーポくん

図3 訪問すると自由にスタンプできる

スタンプ

図4 1階の展示状況

1階の展示状況

 
2階は警視庁の成立を西南の役まで、制服や図画類で紹介した、歴史展示フロアである。ガラスケースに資料を収蔵した展示が中心となっている。
 3階は現在の警視庁のありようの紹介が中心で、制服の移り変わり、事件事故、武器・凶器・装備品等、警察ならではのアイテムが揃っている。また、殉職者の偉功を讃えた「顕彰コーナー」が特設されている。 
 
4階はソフトなテーマで、ドライビング・シミュレーターを実際に操作したり、交通情報端末等を体験することができる。


図5 2階の展示状況
2階の展示状況

図6 3階の展示状況
3階の展示状況
図7 4階に設置されている
ドライビング・シミュレーター

4階のドライビングシミュレーター

「江戸体験施設のコミュニケーション」TOPへ  まとめ「江戸体験施設の今後」へ

ライン


トップ