■ゴールドパーク串木野

鹿児島全体の観光入込を母数に、誘致可能性を検証
団体客に特化し、個人向け宣伝コストを削減
さらに「金」に掛けたオリジナルツアーコースを開発、年間を通じて安定集客


 昭和63年(1988)にオープンした、「ゴールドパーク串木野」(鹿児島県串木野市)は、およそ350年の歴史を持つ三井串木野鉱山の坑道を再利用したエンターテイメント施設で、実際に操業中の鉱山を利用したマインパークとしては日本唯一の施設である。運営は子会社の串木野鉱山観光(株)が当たっている。

 バブル期に、鉱山の将来性と従業員の再就職先確保を視野に計画されたマインパーク事業だが、初年度のオープン効果も長続きせず、その後は広告宣伝費や人件費の抑制等内向きの施策で経営改善を図ってきた。

 ジリ貧を解消したのは、集客ターゲットを個人から団体に移したことが契機となった。また、同社田端和彦支配人の発想から、同所の「金」と、周辺地域の観光資源をネットワークして話題を喚起、集客につなげるツアーメニューづくりにも取り組み、これも人気を集めている。

 「レジャーパークの最新動向」では:団体集客に特化した運営が、他のマインパークとどのような差異があるのかを把握している。

※誌面の一部を紹介します



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