大分農業文化公園・「パークアルカディア」(6)


6.訪問してのインプレッション〈4〉

(6)のんびり島
 ブラックバス・フィッシングも可能


 次に向かったのは「めがね橋」と「つり橋」がある「のんびり島」である。ここは、高木が生い茂り、木陰が多い。「夏の暑い日に木陰を求めて来るお客様が多いですね。また、この辺がブラックバスの釣りポイントにもなっています。バス釣り大会を行いましたが、30センチ超の大物も釣れていました」(森氏)と、山中にありながら釣りファンも集客対象にできる園内のリソースを誇る。

○東ゲートと滞在型・体験型設備は一体整備

 「つり橋」を渡った先に正面ゲートがあるが、東ゲートの方に戻り、先ほど通過したオートキャンプ場、体験農園、クラインガルデン、コテージ、果樹園そしてつばき園等を取材させてもらう。
 まず、東ゲートにも駐車場整備されているが、これは「クラインガルテン」、「コテージ」、「オートキャンプ場」利用者に配慮してのことである。駐車場とそれぞれの機能は隣接しており、泊まりがけで農作業を楽しむ場合に利便性が高い。
 また、レンタサイクルもあり、サイクリングを楽しむ場合もここからの入園が便利である。その他、このエリアにある設備を再度紹介すると、「ピクニック広場」(芝生広場)、「貸しボート」(足こぎ)、「草すべり場」、「フルーツテラス」(果樹園で栽培したフルーツを味わえる)がある。
 取材時は平日しかも期間限定営業の施設(施設概要参照)が多く、残念ながらほとんどが休業中であった。


(7)リニューアル完成近いハーブガーデン

 そこから、みどりの広場を通り越して、「もみじ谷」の先にある「ハーブハウス」「薬草薬木の森」へ向かう。取材時、このエリアは2002年のオンシーズンに向けてリニューアル中であった。
 森氏の説明によると、ここは50歳代以上に人気があるという。実はここからの景観も、隠れた名所として見逃せないそうだ。位置的には小高い丘で、手前の芝と木々、その先の「つり橋」と「のんびり島」、湖、遠くの「風のリズム広場」の「オランダ風車」と大型玩具が絶妙のバランスされた美しい景色となっている。リニューアルにより、西洋庭園風の「ハーブガーデン」の完成も予定されており、さらに“癒し”の空間が充実しそうである。

リニューアル工事中の「ハーブガーデン」


「のんびり島」〜「研修館」の施設レイアウト状況


「研修館」1階の「あぜみち水族館」
(8)ガラス張りの「研修館」

 以上がアウトドアゾーンで、次はメイン施設群のなかでまだ訪れていなかった「研修館」に入る。エントランスロビーは展示コーナーとして活用している。どんな展示かというと、まず、最初に目に入るのは、「あぜみち水族館」と掲示した水槽である。これは地元・大分の水田の畦道に生息する水性動物を水槽で展示したもので、水槽の下のイラスト入りのパネルで内容を解説している。

 その横には、イチゴ、生花の水耕栽培の技術展示。また、壁際には「ふるさと生活技術一番さん」の作品、入口正面には「ふれあい動物園」のヒツジの毛を刈り、その毛刈りの様子を撮った写真と、刈り取った毛で編んだセーターを着たミッキーマウスが展示されていた。そして、各体験講座の実施日・内容・参加費用等を明示したメニュー、イベント案内等をパネルで掲示して、レイアウトを区別するパーテーションの役割を与えている。会議室や研修室は、それぞれ天井を高く、壁には窓も設けて、明るくて広々としたスペースを確保していた。研修室の通路側には、講習・実習中の様子が通りすがりの人に見えるようにガラス張りとして、実習で作った作品を展示している。研修室内には、「親子ふれあい教室」で竹とんぼを作ったときの感想文を、そのイラストといっしょに展示していた。


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