2.自然豊かなスポーツ&リゾート観光地 鯛生金山は、北部九州のほぼ中央、福岡県と熊本県の県境に位置する大分県中津江村に位置する。面積の約90%を林野が占める山村であり、隣接の前津江村、上津江村とともに、津江山系県立自然公園に指定されている。周囲は阿蘇山をはじめとする観光地や温泉地が多数存在する。 中津江村といえば、2001年11月に「2002FIFAワールドカップ」に出場するカメルーン代表のキャンプ地にほぼ決定した(2002年1月現在)。村を挙げての歓迎ぶりがマスコミに大きく取り上げられていたものである。ちなみにキャンプ施設となる「鯛生スポーツセンター」だが、鯛生金山から数キロに位置し、5面のグラウンド、ジョギングコース、体育館、プール、宿泊施設などを完備する立派な施設である。 さて、鯛生金山だが、「道の駅“鯛生金山”」(注1)としての役割も果たしている。そして山ひとつ隔てて、オートキャンプ場とケビン(ログハウス)16棟、テニスコート等を持つ「鯛生家族旅行村」も整備されており、同山閉山後の再生復興産業としてスポーツ&リゾート観光地のインフラを整備して、地域の活性化を図ったプロセスがよくわかる。(周辺案内図参照) |
|
■周辺案内図 |
|
注1: 「道の駅」は、国土交通省の許認可制で、定義は以下の通り。 中核施設は、市町村等が各種の補助金を活用して整備し、道路管理者は駐車場、休息所等を整備し、申請に基づき登録。 主な採択の条件 ● 主要な幹線道路に接していること ● 駐車場20台以上、便器10器以上、公衆電話が設置され、これらが24時間利用できること ● 女性、年少者、高齢者、身障者などに配慮していること ● 案内所では多様な情報提供ができること 以上の条件を満たした施設が、日本全国に649カ所(2001年12月現在)設置されている。 「http://www1k.mesh.ne.jp/michinoeki/」 |
トップ |