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大分農業文化公園・「パークアルカディア」(3) |
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6.訪問してのインプレッション〈1〉 (1)アプローチからエントランスへ ○公園専用?日本一長い名前のICからすぐのアクセス 前泊した中津市のホテルから、国道10号、「宇佐別府道路」経由で、日本一名前が長いインターチェンジとなった「大分農業文化公園I.C.」に向けて、平日のためか通行量の少ない山間の対面通行道路を快調に南下していく。このインターチェンジ名は、ローマ字で表記すると、その長さが実感できる。ちなみに第2位は同じく九州で、九州自動車道「溝辺鹿児島空港I.C.」である。 このインターチェンジはその名前の通り、大分農業公園のアクセスのために造られた。ICを降りてからも、オープン後まだ間もないためか、道路は新しく、そこから公園の駐車場までわずか2〜3分だが、途中要所にモニュメントのような立派な案内看板が設置されており、迷うことなく「正面ゲート」到着する(この他、「東ゲート」からのアプローチも可能である)。駐車場は広大で、普通車は900台、大型車は18台の規模である。また、路線バスもあり、中津駅〜大分駅間の運行で、1日4往復が停車する。バス停には公園近隣の観光名所をパネルで紹介して、周遊を促している。 正面ゲート前のメインエントランスは広場となっており、多客時の混雑緩和に対応している。また、テントによる「野菜直売コーナー」がある。あいにく冬季の2月末までは土・日・祝日のみ、3月からは毎日営業となる。いわゆる“青空市場”機能で、この導入は先行する各地のファームパークを視察・検証した結果であろう。 (2)ダム湖の景観を活かした中心施設群 改札ゲートを通ると、そこはベンチが設置され、喫煙コーナーを兼ねた「インフォメーション」である。ここで車椅子やベビーカーのレンタルを申し込む。また待合い場所の機能も果たしているようである。 その右側が「研修館」、左側には土産店の「豊の国物産館」、そして「レストラン館」、「花昆虫館」が並んでいる。これらの施設群のちょうど正面、つまり駐車場のちょうど反対側に「みどりの広場」がレイアウトされている。 また、「豊の国物産館」、「レストラン館」、「花昆虫館」はそれぞれ独立した建物だが、デッキで動線がつながれている。これらのデッキから見える景観はすばらしいビューであり、眼下にある緑の広場やフラワーガーデン、その向こうに広がる日指ダム湖の水面、そして公園を囲むような周囲の山々を遠景に望むことができる。そこで、「レストラン館」では、このデッキの下にテーブルとチェアを置いて、好天時に景色を楽しみながらコーヒーブレイクできる、アウトドアテラスとしている。 ○ソフトクリームが人気「豊の国物産館」 内装はウッドを基調に、普通のお店と露店風を組み合わせたような雰囲気である。お店の方はワイン、自然食品、乳製品、ベーカリー等の食品類が中心の品揃えで、露店にはこれに土産品や雑貨類が加わる。 人気は「ミルキーランド」で売っているミルクたっぷりのソフトクリーム。冬でもよく出るという。 |
写真ではわかりにくいが、日本一長いICの表示 正面ゲートの左右に広がる「正面駐車場」 冬季は土日祝日のみ営業の「野菜直売コーナー」 「豊の国物産館」の露天風ディスプレイ |
○山香町と安心院町がレストランを運営 隣のレストラン館は、2層構造である。前述のように、公園が立地する山香町、安心院町がそれぞれの地域の特産・名産を使ったレストランを出店している。このあたり、“一村一品運動”発祥の大分県らしい。 1階は山香町の担当。山香牛・山香ビール(地ビール)を売りのバーベキューレストラン「ドリーム」である。地ビールについては、製造工場を併設し、レストランの中からガラス越しに見ることができる。 ビールは3種類で、黒ビールの「スタウト」、大麦麦芽100%の「ブラウンエール」、小麦・大麦麦芽各50%の「ヴァイツェン」である。 2階は安心院町で、地域の旬の素材を生かした和風レストラン「湖畔」となっている。実は昼食は、ここの「うどん付き定食」をいただいた。さすがに九州のうどんはコシがあり、ツユも出汁が効いていて、満足できた。 ちなみに1階「ドリーム」のみ、来園のピークを迎えるゴールデンウイークと夏休み期間は、公園が閉園した後も、20時まで営業している。 |
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