全店全車種販売のスタンダードとして、外から見られるショールーム空間を意識
マツダアンフィニ横浜 港北ニュータウン店

「ユーノス店」を平成7年に「アンフィニ店」に改装
メーカーのブランドリテール・グループによるパイロット店

 ここで紹介するマツダアンフィニ横浜・港北ニュータウン店の前身はユーノス店である。発展を続ける港北ニュータウンであるが、まだ"造成途中"の1991年(平成3)にいち早く現在の場所に「ユーノス店」として出店。当時は、ロードスター及びシトロエン車の新車、ロードスターの中古車のみの扱いであった。その後バブルが崩壊、マツダ自体のチャネル再構築により、1995年(平成7)に現在の「マツダアンフィニ店」としてリニューアルされた。扱い車種は、同社の全モデルであり、高年式を中心とする中古車も引き続き販売されている。
 店舗の特徴は、駐車場やサービス工場に比較して、潤沢なスペースを確保したショールームである。マツダの販売店には珍しく、ガラス面にPOPやチラシ、ポスター類を一切貼っていない。実は同店は、マツダ本社の「ブランドリテール・グループ」によるパイロット店なのである。展示車と鏡、スペックスタンド及び天井から吊り下げられたPOP(フラッグ)の位置関係は、同グループの指導によって標準化されている。これによって、昼間はもちろん、日没後もショールームと展示車が外からはっきりと見えて、前面道路における朝晩の通勤渋滞中のドライバーからのアイキャッチを確保している。


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