99年オープンの日本初のオートモール、2002年10月に一部空間をリニューアル
日産カレスト座間

新車100台、中古車1,000台、用品30,000点を常設した
年間80万人が来場する「わがままクルマ市場」

 日産自動車の座間工場(神奈川県座間市)が閉鎖されたのが95年。その後跡地利用に関しての検討の結果、これまでのカーディーラーとはまったく違う売り方を実現するお店として、4年間の準備期間を経て1999年(平成11)3月にオープンしたのが「カレスト座間」である。「カレスト」とは、"カーライフ(Car)の最上級(est)"、"愛車(Car)の憩い(Rest)"を意味しており、「お客様にクルマのある生活を喜んでいただける最高に楽しく夢のある場」がコンセプトだ。ゆえに、新車、中古車、買い取り、用品・用具、サービス、洗車場等とカーライフに関わるすべてのビジネスを、日本では例を見ないビッグ・スケールの空間に集積させた。
 また、売りの仕組みについても、新しいコンセプトを導入している。「カレスト座間プライス」によるワンプライス販売。営業スタッフは、お客が求めない限り対応しないノンプレッシャー。訪問は一切行わず、来店客の対応に集中。そして年中無休しかも夜は20時までの営業でお客の都合が優先する・・・等である。
 このような画期的ともいえる事業スキームによって、オープン以来の来店は200万人をオーバー、週末ともなれば多数の来場で混雑し、人気車は試乗の予約が必要になる。月販にして新車80台、中古車400台、そして用品では1億円の売り上げと、そのビジネスも好調である。
 2002年9月には、千葉県・幕張に同業態の「カレスト幕張」の建設がメーカーから発表された。10月には、オープン後初めて、カレスト座間に小幅ながらもリニューアルが行われている。最新の状況をお伝えする。


「はじめに」へ戻る         「自動車販売店 売れる空間と仕組みの最新」詳細へ

ライン


トップ