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空間通信レポート | |
〜myX(マイクス)は、いま〜 (1) コンセプトは「モビリティライフのデザイニングスペース」 お客さまの“クルマを買うに至る物語”を実証 |
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当社刊『自動車販売店・売れる空間と仕組みの最新』(全5巻)シリーズの第1巻を発売したのは2002年のことである。本シリーズでは、将来に向けて再生・新生に取り組む販売店の新しいマーケティング活動を、店舗運営・創造そして活動を紹介してきた。それから既に10年近い時間が経過、自動車販売ビジネスを囲む環境も激変し、当時はタブーに近かった販売店の統廃合が現実のことになっている。リーマンショック以降の市場収縮は誰しも予想していなかっただろう。急成長は期待できないが堅調な回復を前提に、施策構築が図られていたのである。そうした挑戦が、現在の市場収縮期に直面して、果たして機能しているのだろうか。むしろ花開く結果をもたらしているだろうか。それとも・・・ |
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myX(マイクス)の概略は以下の通りである。 |
お話を伺った、上野健彦会長 |
コンセプトは、「モビリティライフのデザイニングスペース」。人が移動する際の楽しみや、豊かさを体感できる商品、サービスを提供している。ターゲットシーンは、ドライブはもちろん、オートキャンプやアウトドアスポーツ等で、カジュアルウエア、フィッシング・キャンプ等のフィールドグッズ、MTB/バイク、カーナビ、カーアクセサリー、そして介護・福祉関連等で、いずれも専門性の高い商品が集められている。もちろん、トヨタ店扱いの車両も展示・販売されているが、取扱う商品のワンアイテムに過ぎない。 |
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販売会社はこれまで、メーカーの施策通りに行動して数多く売り、儲けを出すこと、それを基盤とするメーカーの販売代理店というスタンスを是としてきた。市場の成熟と低成長時により、クルマが売れない時代になって、販売会社の経営基盤を強化していくためには、新車以外の販売にも注力しなければならない。お客さまのニーズは新車以外にも中古車やサービスもある。さらに、残価設定型クレジットなどさまざまな金融商品も生まれ、新車購入と車検を受けて保有を続けることとの垣根が低くなった。新車・中古車・サービスが同じ次元を迎えて、お客さまに最適な商品をお勧めする。上野会長は、これが本来の小売業ではないだろうか・・・と、バリューチェーンの必要性を認識するようになっていた。 |
myX内・アウトドアグッズコーナー |
◆創立50周記念プロジェクトでSI革新をスタート |
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